設置事例 [1] ポリイミド樹脂の原料測定及び製造装置の保守計器
ポリイミド樹脂の原料測定及び製造装置の保守計器として採用
お客様/設置先
某化学関係企業 殿(中国地区)
使用例
- 潤滑油測定
製造装置の軸に流す潤滑油流量の検出用。今までは面積流量計や容積式で対応していたが、微少、高粘度で精度が出ず今回からMASSMAX質量流量計に変更。20L/hに対応できるところがMASSMAX採用の決め手となった。
- DMP測定
蒸留して流出した製品の流量検出用。流出分のために低圧損が重要視された。
ヘッド圧のみで流すため過去は面積で対応していたが、今回からMASSMAXとなる。
- ボイラーの燃料
「灯油」流量の検出。容積式の更新。
- 添加剤の流量検出に使用
面積式からMASSMAXに更新したことで高精度管理が可能になった。
ご採用台数 10台
設置事例 [2] 廃食油処理設備
使用済み食用油の処理施設。家庭や食品産業などでは調理に食用油を使用しますが、使用済みの食用油を下水などに直接廃棄すると海洋汚染、環境汚染の原因となります。このためこの使用済み食用油を処理する設備が必要となります。 各自治体や事業者がこの処理プラントを設置することが多くあります。処理された食用油は軽油代替燃料として再利用されます。
ご採用台数 10台
エンジニアリング・設備製造企業 殿/廃食油処理設備(関西地区)
既存流量計問題点
新設のプラントであり流量計の使用実績はなかったが、導電率、含有固形物の流体の特性上、質量流量計しかない。
MASSMAX評価のポイント
密度計測が可能。
圧力損失が他社製に比べて少ない。
ご採用台数 10台
設置事例 [3] 薬液測定
薬液測定
お客様/設置先
某化学会社 殿
既存流量計問題点
これまで使用してきた容積流量計は鉄粉混入の恐れあり。
MASSMAXは、機械的な摩擦による鉄粉は出さないので薬液を汚さない。
MASSMAX評価のポイント
- サニタリーで液溜り無し
- 積分精度が良くて防爆
- しかも台車に乗せたい
- 圧力損失が他社製に比べ少ない
- 天秤を多用し液体の質量測定を行っていたが、MASSMAX採用で測定簡単、作業効率アップした。
ご採用台数2台
設置事例 [4] 化学(原料ミキシングプロセス)
化学(原料ミキシングプロセス)
お客様/設置先
某化学関係企業 殿
既存流量計問題点
1. これまで客先はS社製を多く使用していたが、固着性のある液体で詰まりが多く発生していた。このため頻繁に洗浄を行なう必要があった。既設品はダブルチューブの片方が詰まると測定誤差が大きくなりミキシングプロセスとっては致命的問題であった。
2. 既設品は位相検出センサに使用している光センサが壊れやすい。
MASSMAX評価のポイント
- シングルストレートチューブなので詰まりの心配なし。しかも低圧力損失。
- MASSMAXは位相検出にコイルを採用しているので長寿命。
- 設置容易。
ご採用台数2台
設置事例 [5] タンク内の多層に分かれた液からの製品取出
タンク内の2層又は多層に分かれた液から製品(油)のみを取り出す。
お客様/設置先
某エンジニアリング会社 殿/某化学会社 殿
既存流量計問題点
既設のS社はダブルチューブの片方が詰まると測定誤差が大きくなる。
MASSMAX評価のポイント
完全シングルストレートで詰まりの問題がない。
振動に強く設置位置を問わない。
- 3方弁を水抜きタンク側に開きメインタンクから始めに水が流れて密度計測開始。
- 油の密度を検出すると3方弁を次の工程側に開き油を移送する。
- 工程が全て終了したら水は再びメインタンクに戻される。
ご採用台数6台
設置事例 [6] 低濃度PCB処理設備
低濃度PCB処理設備
変圧器の絶縁油として大量に使用されたPCBは、毒性が極めて強くダイオキシン類と総称されています。廃棄処理を推進する特別措置法が成立しPCB処理プラントが建設されました。今回は某電力会社が建設するPCB処理設備向けにご採用いただきました。
お客様/設置先
某水処理関係設備企業 殿/某電力会社 低濃度PCB処理設備
既存流量計問題点
MMM7000形 T06~T15
PCB含有絶縁油、触媒KOHなど
MASSMAX評価のポイント
PCB含有絶縁油、触媒KOHなどが計測対象で高温・高粘度油であり、MASSMAXのストレート、低圧損をご評価いただきました。
(防爆仕様)また絶縁油にはトランスにあった紙片などが混入していることもあり、各社のコリオリ質量流量計のなかで、センサチューブが一番太い点も、詰まり防止で評価いただきました。試験用に納入し、テストも実施しました。環境問題のお手伝いができて流量計メーカとしても喜びとするところです。
ご採用台数6台
設置事例 [7] マグネットパウダーリキッドの流量管理
マグネットパウダーリキッドの流量管理 デジタルビデオカセットテープのテープにコーティングされる、マグネットパウダーリキッドの流量管理。 グラム単位の高精度の流量管理が必要とされ、製品の品質に直接かかわるプロセスです。
お客様/設置先
某一流電気関係メーカ殿
既存流量計問題点
MMM7150K-S01(1mm口径)
MASSMAX評価のポイント
今回は製造工程の実証試験のため、ご採用となりました。
ご採用台数4台
設置事例 [8] 使用済み溶剤回収・再生システム
使用済み溶剤回収・再生システム
塗料・インキ・接着剤溶剤、アクリル・ウレタン・エポキシ溶剤、塩ビ表面処理剤 などとして溶剤が使用されます。また最近では各種半導体製品の洗浄に広く使用されています。
代表的溶剤はメチルエチルケトンMethyl ethyl ketone です。この使用済み溶剤をそのまま廃棄することは環境保護、経費節減の観点から好ましくありませんので、使用済み溶剤回収・再生システムを設備します。
お客様/設置先
使用済み溶剤回収・再生システム装置・設備メーカ殿各社
納入品の仕様
MMM7000形 T06~T15 など
測定対象
MEK
MASSMAX評価のポイント
- 容易な設置
特許ASTシステムで設置が簡単です。設備のダウンサイジングに貢献。
- 高精度
公称0.1%の高精度で質量流量を計測します。
- 密度測定
流量測定に加え液体密度を測定しますので、再生品質の管理に有効です。
ご採用台数
数物件、合計42台、輸出設備含む
設置事例 [9] 酢製品製造プラント
酢製品製造プラント
最近健康食品として注目を浴びている食用酢ですが、その種類は実に様々です。お酢をベースにした製品は醸造酢、穀物酢、果実酢。漬物、惣菜向け調味酢、調味液。 発酵乳酸、発酵調味料など超ワイドバリエーションです。結局各種の原料をブレンドして製品とするわけでが、原料も種類が多いのでひとつひとつの原料ラインに流量計を設置するのはコストの問題もあります。
そこで何でも測れるコリオリ質量流量計の登場となりました。今回はお酢、液糖、醤油、液体調味料などをそれぞれのタンクから継ぎ替えて各種の製品を製造します。まさに味、品質にかかわる大切なラインに採用されました。
お客様/設置先
某一流食酢醸造メーカ殿(茨城地区)
納入品の仕様
MMM7050K-T25
MASSMAX評価のポイント
- サニタリ性
完全ストレートのセンサです。しかも内径は各社のなかで一番。洗浄性が高く評価されました。当然同社は食品を扱うので液溜まりのある他社製より洗浄性のよいMASSMAXのほうが良いのは言うまでもありません。
- 高精度
このアプリケーションは、お酢にブレンドする糖液を正確に流量測定するというものです。これまでタンクのレベルで流量を測定していたので精度はラフだったようです。MASSMAXを導入したことでブレンドの精度が上がったことはたしかです。
- 設置の容易さ
特許AST方式で設置が極めて容易です。
ポンプ近傍に設置しても影響をうけません。
ご採用台数
数物件、合計42台、輸出設備含む
設置事例 [10] ワイヤソー装置用スラリオイル測定
ワイヤソー装置用スラリーオイル測定
ワイヤソーとはその名の通りワイヤを使ったノコギリのことで、水晶や半導体シリコンの結晶をこのワイヤを使ってスライスカットする装置です。
装置内には細いワイヤが多数平行に張り巡らされており、これを水晶や半導体シリコンの結晶に高速で走るワイヤを擦りつけてスライスカットします。
しかしこのままワイヤをシリコン結晶に擦りつけると摩擦熱でワイヤ切れてしまいます。そこでオイルを使用するのですが、擦りつけるワイヤとシリコン結晶の間にオイルをたらし流す手法がこのワイヤソー装置の性能を大きく左右します。(カットの時間や仕上がりなど)
某一流食酢醸造メーカ殿
納入品の仕様
MMM1300C-S25/S40
ストレートツインチューブタイプ
MASSMAX評価のポイント
- スラリオイルも問題なく測定可能
可動部のない構造で固形要素も問題ありません。
- 高精度
測定液体の密度、粘度などに影響されずに質量流量計測できます。
- 密度測定
スラリーオイルの濃度を監視できます。
ご採用台数
合計約100台