TIDALFLUX 2300 F

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流量計測機器
電磁流量計
非満水電磁流量計

TIDALFLUX 2300 Fは、配管が非満水状態でも高精度で流量測定が可能な電磁流量計です。
測定管の下部に配置された電極による流速検出と測定管ライニング内に埋め込まれた静電容量式レベル測定システムの組合せにより、高精度な非満水流量測定を実現しています。
流路に障害物や絞り機構がないため含有物などが堆積しにくく、また油脂など水面の浮遊物の付着や非満水時に発生するガスによる腐食の影響を受けにくく、安定した流量測定ができます。
配管充満レベル 10 ～ 100％の範囲で測定可能で、口径200 ～ 1600 mmをラインアップしています。
せき式などの水位から流量を測定する開水路流量計に比べて、設置面積や設置コストを削減できます。

カタログ・パンフレット

※記載事項は製品改良のため予告なく変更することがあります。

測定原理

  • 静電容量式非接液レベルセンサで充満レベル h を測定します。
  • 充満レベル h から、充満された部分の断面積 A が計算されます。
  • 流速 v は電磁流量測定原理（ファラデーの電磁誘導の法則）に基づいて測定されます。
  • 電極で流速 v を測定します。
  • 変換器で流速 v と断面積 A に基づいて流量 Qv を計算します。

特長

  • 非接触形静電容量式レベル測定システムを内蔵し、非満水配管内の流量を正確に測定
  • 障害物や絞り機構のないストレート構造の流路
  • 配管充満レベル 10 ～ 100％の範囲で測定可能
  • 流量測定用電極を10％充満レベル以下に配置し、ライニングに内蔵されたレベルセンサは流体と非接触のため、水面に浮遊する油脂などによる付着の影響を低減
  • ポリウレタン樹脂ライニングとHastelloy® C 電極による高い耐摩耗性と耐薬品性
  • 測定管下部に配置された電極はほとんどの時間は液で覆われているため、下水などで発生するH2Sガスなどとの接触による電極腐食の危険性が低減
  • 検出部は全溶接による堅牢な構造
  • ステンレス製ハウジングをラインアップ
  • 200 ～ 1600 mm の広い口径範囲

標準仕様

測定対象 導電性液体（50μS/cm 以上）
口径 200 ～ 1600 mm
流量レンジ 最大：86,850 m³/h
　流速レンジ： 12 m/s max.
　測定可能な配管充満レベル：10％ ～ 100%
流体温度 0 ～ 60 ℃
流体圧力 フランジ定格圧力以下
プロセス接続 フランジ接続： EN 1092-1PN6 ～ PN40、ASME class150 ～ 300、JIS10K ～ 20K 他
測定精度 ・非満水の場合
　フルスケールの±1%（フルスケール流速：1m/s 以上）

・満水の場合
　流速 1m/s 以上：指示値の±1%
　流速 1m/s 未満：指示値の±0.5% + 流速誤差 ±0.005 m/s

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