C-0001 静電容量式レベル計のリプレース
静電容量式レベル計の弱点解消とコストダウン!
静電容量式
静電容量式レベル計は、各種の用途に幅広く使用されています。
なかなか優れものでいろいろな長所を持ちますが、しかしながら弱点もあります。
長所
- 測定対象が広い(液体、粉体、粒体)
- 可動部がない
- 比較的安価
弱点
- 温度、湿度などにより測定対象の誘電率が変動すると精度誤差を発生
- プローブに付着があると不安定、精度誤差の要因となる
- 設置後現場状況に合わせ調整が必要
ご提案
そこでTGR3000 ガイドレーダをご提案します。
このTGR3000 ガイドレーダは、マイクロパルスを利用したレベル計で、静電容量式同様液体、粉体、粒体、何でも計測できます。
- 静電容量式よりも安価
- 調整不要、一発スタート
- 温度、湿度変化の影響なし
- 長期的安定性に優れる
- もちろん無可動部
- 防爆構造品も完備、危険地域も問題なし
静電容量式レベル計をお使いのお客様、ぜひとも一度ご検討下さい。 コストダウン、メンテナンスフリーのお役に立てると思います。 測定対象、測長、防爆要否をお知らせ頂ければお見積もり致します。
製品説明(生産終了製品リスト)
CUF-04/SFC-450の仕様
ガイドレーダ(TGR3000)と静電容量式の比較
(優)← ◎ ○ △ × →(劣)
測定方式 |
ガイドレーダ |
静電容量式 |
測定対象 |
液体 |
◎ |
◎ |
粉体 |
◎ |
△ |
粘性 |
◎ |
△ |
付着 |
○ |
× 付着は誤差要因となる |
腐食性 |
△ |
◎ |
使用条件 |
温度 |
◎ |
◎ |
高圧 |
◎ 問題なし |
◎ 問題なし |
真空 |
◎ 問題なし |
◎ 問題なし |
密度 |
◎ 密度変化の影響は受けない |
○ 静電容量値の変化を招く事がある |
粉塵 |
◎ 粉塵の影響は受けない |
◎ 粉塵の影響は受けない |
ベーパー |
◎ ベーパーの影響は受けない |
◎ ベーパーの影響は受けない |
結露 |
◎ 影響なし |
× 測定誤差となる測定不能になる場合もある |
泡 |
○ 若干影響の出る場合あり |
△ 測定誤差となる事がある |
取り付け条件 |
取り付け位置 |
○ ほぼ影響なし |
△ 誤差要因となる事がある |
ノズル |
△ 制約あり |
◎ 制約なし |
障害物 |
○ 電波域に無ければ問題なし |
△ 測定誤差となる事がある |
メンテナンス性 |
◎ メンテナンス不要 |
△ 付着する場合に清掃必要 |
強度 |
◎ むく材で強度高い |
◎ むく材で強度高い |
価格 |
◎ |
× |
調整 |
◎ 調整不要 |
× 液の張り込みが必要 |
総合 |
◎ 液体の変化による誤差を発生しない。温度、圧力などの使用範囲も広く、ベーパ、粉塵の影響を受けない。初期調整、メンテナンスも不要でトータルコストに非常に優れている |
△ 液体誘電率が変わる場合や付着により誤差を発生する。実際に取り付けてのゼロ点、実液の上げ、下げによるスパン調整が必要 |
C-0006 投げ込み式レベル計をガイドレーダ式レベル計でリプレース
問題点
投げ込み式レベル計は地下ピットや下水処理設備などに広く使用されています。設置も簡易です。
しかしながら弱点もあります。
- 大気圧導圧パイプの結露・詰まりがあり、動作不良が発生することがある。
- 電気回路が液中にあり、浸透などにより故障を発生することがある。
- 受圧面の埋没、付着による測定不能発生することがある。
- 受圧面の破損により測定不能となることがある。
ご提案
当社で同等以上の性能でコストダウンをご提案できる製品があります。
ガイドレーダ式レベル計 TGR3000
- 電気配線は投げ込み式レベル計と同じ2線式
配線工事の必要がなく、さっと入れ替えるだけで簡単リプレース
- レベルスパンに合わせてDC4-20mA設定できます
電流出力は自由に設定することができ、出力先の設定変更不要
- 調整不要、一発スタート
取りつけ、配線、通電で測定開始
- 長期的安定性抜群
経年変化はなく校正の必要なし
- メンテナンス不要
堆積による先端部の埋没、付着による動作不良の心配なし
- 強度抜群
センサー部は金属ウェートとケーブルのみで機械的強度は高く破損の心配なし しかもローコストでお納めできます。
(仕様、材質により異なります。)
是非とも、一度お声を掛けて下さい。
製品価格とメンテナンス、工事費などによりトータルコストダウンに貢献できます。
製品説明(生産終了製品リスト)
C-0007 MASSMAX コリオリ質量流量計を使用した移動式流量計測システム
ご提案
一つのタンクから小さなタンク・コンテナに小分けする。何種類かの液体を混合する。こんな用途に流量計をご検討のお客様もおありかと思います。ただラインがいくつかあり、そのそれぞれに流量計を装備・設置するとなるとコストも結構かかることになります。
今回こんな用途にMASSMAX コリオリ質量流量計をご採用いただきました。しかも移動式で一台の流量計をいくつかのラインで共用するというコストセーブ。しかもローコストでお納めできます(仕様、材質により異なります)。是非とも、一度お声を掛けて下さい。
製品価格とメンテナンス、工事費などによりトータルコストダウンに貢献できます。
お客先 某化学会社殿(関西地区)
用 途: 高精製水の仕込み量の測定
電磁流量計での計測は導電率の関係でちょっと不安あり。
形 式 : MMM7050K-JEX-S15 口径15mm
接 続 : 1Sヘルール。着脱の容易さを考慮してへルールとしました。
このMASSMAXコリオリ質量流量計は特許ASTシステムの採用で直管、サポート不要。耐振動性も抜群でラフな設置でも所定の精度を確保できます。ですからこんな台車に取り付けて移動式とすることができます。従来のコリオリ質量流量計では考えられなかったことです。必要な場所に運んで、電源を繋ぐだけで一発スタート。液体なら密度,粘度などの物性値にかかわらず高精度計測が可能です。
正直申し上げてこのような移動式でご使用いただくと、流量計メーカとしては売上げ減でつらいところではありますが、なによりお客様に喜んでご使用いただけることが一番です。
製品説明(生産終了製品リスト)
C-0008 Vコーンフローメータによるトータル設置コストの削減
問題点
流量計を設置する際には精度確保のために流量計の上・下流に直管部分を設ける必要があります。この必要直管長は使用する流量計の方式で決まります。
オリフィス、ベンチュリなどの差圧方式の流量センシングの場合は一般に上流側に20D(配管径の20倍)、下流側に10D、合計30Dの直管部が必要になります。特に原料ガスなどの大口径ラインでは設置スペース、基礎工事、配管機材などのコストが膨大となることがしばしばあります。
ご提案
Vコーンフローメータなら上流側は0D、下流側3D、合計3Dとオリフィス、ベンチュリの10分の1の直管長で済みます。下記は主としてこの『短い必要直管長』をご評価いただいてVコーンフローメータをご採用いただいた代表事例です。
海外ガスベース石油化学プラント向け
北アフリカの石油プラント設備でガスベース石油化学プラントです。日本の大手エンジニアリング会社殿により設計、工事が行われました。基本的には大口径のガスラインにはベンチュリ式が予定されていましたが必要直管長を確保するために大口径配管を大きく引き回したり、さらにそのスペースを確保したりする必要があり、ファウンデーション自体に大変なコストが必要でした。
Vコーンフローメータの必要直管長の短さにご注目いただきガスブースターコンプレッサ、サージコントロール、タービンスピードコントロールなどの450mmから900mmの大口径ラインに合計25台をご採用いただきました。
超低硫黄ガソリン製造設備向け
超低硫黄ガソリンとは高温・高圧下で軽油中の硫黄化合物を水素の存在下で分解し、触媒を使用して硫化水素の形で除去し、ガソリン中の硫黄分を徹底的に低減しようという環境対応への意欲的な取り組みです。国内の石油会社各社が前向きに推進しています。
今回この超低硫黄ガソリン製造設備向けに、軽油、蒸気、水素などのラインにこの場合は必要直管長はもとよりプラントダウンサイジングへの貢献をご評価いただいたようです。
製品説明(VD/VC)