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FAQ

Q19.パージセットを使ってどうやって水位を測定しているのですか?

パージセットは気泡式レベル計において、一定量の空気や不活性ガスを供給するために使用されています。気泡式レベル計の原理は図1のように、タンクに液体(廃水・汚水など)が入っていて、計測用チューブ(弊社形式PGT形)が挿入されています。計測チューブの中が気体(例えば空気)などで満たされていると、計測チューブの先端の液面には水深に応じた圧力がかかります。

パージセットを使って推移を測定する方法を示した図


この圧力Pを、上部接続口からつながれた圧力計で測定できれば、液体の密度ρから水深Lを逆算できます。また、計測用チューブは二股に分かれています。この追加された経路に加圧空気などを供給し、常にチューブ先端に向かって流れることで測定液の逆流を防ぎ、腐食性ガスを発生させる様な液体にも使用できます。液位が変動する事により空気量が変動してしまう事を防ぐためにパージセットを使用します。パージセットとは二次圧変動形定流量弁、流量計、フィルターレギュレータ、供給圧力計などで構成されています。定流量弁を用いることによりタンク内の液位(二次圧)が変動しても常に定量の空気が送られ正確な液位の計測が可能となります。