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Q15.2線のDC4-20mA出力 (にせんのよんにじゅう)

電流発信タイプの流量計の流量と電流出力の関係についてしばしばお問い合わせがありますので平易なご説明をします。

流量(時にはレベル、圧力値などの場合もありますが)データを電流値の変化として伝送する方式です。電流の出力値はその流量やレベルの絶対値には関係なく、そのレンジの%によります。流量がそのレンジに対して0%のとき4mA、100%のとき20mAとなりその間はリニア(直線比例)になります。例えば流量計のレンジが0~30m3/hのとき流量ゼロで4mA、50%の15m3/hで12mA、100%の30m3/hで20mAとなります。 (流量の大小で出力の絶対値をきめると幾らレンジがあっても足りなくなってしまいます!)
これを図示すると、以下の通りとなります。

グラフ

ある一定以下の負荷抵抗であれば回路の負荷抵抗にかかわらず所定の電流値が確保されます。実際的には電源線(一般的にはDC24V)と信号線は共通で電源と負荷は直列に接続されます。電流計に接続し、その電流計の目盛りを20mAで100%,4mA で0%とすれば流量を直読できます。下図に弊社電流発信タイプ、AM-1520形の結線図を示します。
AM-1520形の結線図