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コストダウン C-0004

気体ラインの温・圧補正 質量流量計測

VM

ご承知の様に気体はその温度・圧力により体積が変化します。唯一サーマルマスフローメータと呼ばれる熱式の質量流量計は温度・圧力の変化に影響されずに質量流量を計測できますが、その他のほとんどすべての流量計は計測気体の温度・圧力が変化すると精度誤差を発生してしまいます。
この精度誤差を排除し、温度・圧力の変化に影響されない質量流量の計測を実現しようとすると実際的には手間と費用がかかります。

  • 必要機器
  •  3種類のセンサと補正用コンピュータが必要
  •  体積流量計、温度発信器、圧力発信器、補正用コンピュータ
  • 必要工事
  •  3要素を計器室へ伝送する必要がある
  •  配線、ケーブルコスト
ご提案

そこでご提案! 自動温・圧補正 VMマスVコーンフローメータ

この製品は定評あるVコーンフローメータに、自動温・圧補正機能付差圧伝送器をアッセンブルしたものです。

配管にVMマスVコーンフローメータを取り付け、配管のPt100をその伝送器に接続します。(現場の伝送器に接続するだけです。計器室まで配線する必要はありません。) これだけでVMマスVコーンフローメータからの出力は温度・圧力補正された質量流量になります。

マスVコーンフローメータ 複合変換器 EDB500M

しかもこのVMマスVコーンフローメータには、裏ワザがあります。

伝送器からの質量流量DC4-20mA信号ラインには温度と圧力のデータがデジタル信号が乗せられています。もちろん質量流量のアナログ信号としてそのまま利用できますが、オプションの複合変換器EDB500Mを計器室に設置することにより、質量流量、温度、圧力の3要素をそれぞれ別々のDC1-5V出力として取り出すことができます。 各要素の別々の表示・制御が必要な場合も極めてローコストで対応可能です。

気体の温・圧補正、質量流量計測をご検討のお客様。
コストダウンに確実に貢献します。是非ともご検討下さい。