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小形ガラス管式流量計(パージメータ)では流量制御のためにバルブ(一般にはニードルバルブ)を取り付けることがあります。この制御バルブの取り付け位置の選定を説明します。
計測するものが液体の場合は圧力変化による体積変化を考慮する必要はなく、バルブは入口側(下)でも出口側(上)でも構いません。
バルブ操作によりフロートの動きが不安定になることもあるので出口側(上)に取り付けることが多くあります
気体を計測する場合は用途・目的により推奨取り付け位置が異なります。
大気開放(二次側が大気圧(0MPa))の場合 | |
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P-820 |
入口側(下)が一般的です。 テーパ管部の圧力は0MPa(1atm)として納入します。 |
加圧気体の場合 | |
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P-100 |
出口側(上)を推奨します。 テーパ管部は加圧される、ご指定圧力で納入します。 |
二次側が負圧の場合 | |
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P-710 |
出口側(上)を推奨します。 入口側(下)にバルブをつけるとテーパ管部が真空となり、フロートがハンチングします。 |
尚、パージメータに取り付けられたバルブはあくまでも流量制御を目的としたもので、閉止弁ではありません。過度に締めつけると破損などの恐れがあります。完全閉止の必要がある場合は上流側に別途閉止弁を設置して下さい。